0 journal bg 01/01/2025 by bg · Published 01/01/2025 · Last modified 01/10/2025 自由に泳ぎ続けるということ〜ヴォルフガング・ティルマンス「Freischwimmer」から20年〜 咋2024年は、東京オペラシティで開かれたヴォルフガング・ティルマンス「Freischwimmer(フライシュヴィマー)」展からちょうど20年という、個人的にも感慨深い節目の年だった。現代写真における写真の再定義、その価値の生成、そしてティルマンスのユニークな点として指摘される「等価性」と「政治性」についてあらためて考えてみた。
0 journal bg 04/27/2024 by bg · Published 04/27/2024 恋は、遠い日の花火ではない。〜30年もののウイスキー(のCM)を味わう〜 「恋は、遠い日の花火ではない。」というコピーのテレビCMが流されたのは、ちょうど30年前の1994年のこと。サントリーのウイスキー「オールド」のそれだった。当時20歳の若造だった自分も生誕半世紀を迎え、この名コピーに込められた意味を噛みしめる時期にきた。
0 journal bg 01/28/2024 by bg · Published 01/28/2024 スターバックス嫌いに「ジョイフルメドレー ティー ラテ」が教えてくれたこと 最多店舗数を誇るメガコーヒーチェーン「スターバックス」。どうしてもあの空気感に馴染めなかった筆者が、冬季限定「ジョイフルメドレー ティー ラテ」と出会ったことで、これまで知らなかったスタバの歴史やこだわりに目を向けることになった。
0 journal bg 12/29/2023 by bg · Published 12/29/2023 · Last modified 12/30/2023 賛否両論のドラマ『いちばんすきな花』の何が今日的なのか 2023年秋に注目を集めたフジテレビのドラマ『いちばんすきな花』。「男女の間に、友情は成立しますか?」という、いささか凡庸なコピーが踊る本作は、実に繊細で、極めて今日的なストーリーだった。共感するひとと、全く理解できないひと、両極端な意見が散見されたのだが、それだけ好き嫌いが分かれた理由は、どこにあったのだろうか。
0 journal bg 12/11/2023 by bg · Published 12/11/2023 · Last modified 12/16/2023 中年と若年、世代間の感覚的距離感の隔たりという問題について 個人的な話をすれば、押しも押されもせぬ中年であり、それは事実としてしっかりと受け止めているつもりである。それでもなお、25歳から「先輩」と呼ばれ、やわらかいようでチクリと刺さるような「あなたはずいぶん年配ですよ」という視線を受けることに、違和感を禁じ得ないのである。「その通り、まあ先輩なんだけどさ……」と心のなかで独りごちる。「もう少し、君たちを近くに感じているつもりなんだが……」。
0 journal bg 12/09/2023 by bg · Published 12/09/2023 · Last modified 12/16/2023 「巨大な目玉」は何を見たか?〜阿佐ヶ谷スパイダース『ジャイアンツ』観劇〜 阿佐ヶ谷スパイダースにとって2年ぶりの本公演『ジャイアンツ』を新宿シアタートップスで観劇。前回は吉祥寺で観た『桜姫〜燃焦旋律隊殺於焼跡』だったから、個人的にはコロナ禍を経て4年ぶりに芝居を楽しんだことになる。
0 journal bg 04/09/2023 by bg · Published 04/09/2023 リモートワーカーの強い味方、「Emberマグ2」でQOLは向上する 常にあたたかいコーヒーやお茶が飲める温度管理機能付きのマグカップ「Emberマグ2」を、1年以上使ってみての感想や弱点について。コロナ禍をきっかけに在宅勤務が定着したいま、リモートワークにおけるクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献してくれる、頼もしいアイテムである。
0 journal bg 11/23/2022 by bg · Published 11/23/2022 · Last modified 12/30/2023 映画『窓辺にて』からにじみ出る“不思議さ”とは何か 稲垣吾郎が主演をつとめた今泉力哉監督作品『窓辺にて』は、とても不思議な映画だ。登場人物への強い感情移入や強烈なインパクトは全然もたらさないのだけど、なんかホッとしたり、救われたり、ちょっと寂しかったり、悲しかったり、でも穏やかになれたりする。おおむねポジティブなメッセージを受けているようなのだけど、背中を押された感じもしない。でも悪い気はしないし、前向きでいられるような気持ちにさせてくれる。
0 journal bg 02/27/2022 by bg · Published 02/27/2022 · Last modified 12/30/2023 いまのご時世、自動車やバイクに性的な意味を負わせることはできるのか?〜『あの胸にもういちど』で思ったこと〜 フェティッシュな『あの胸にもういちど』を見て思った素朴な疑問。映画でも政治的な正しさに照らし合わせた配役がなされるようになった現在、自動車やバイクといったものに、性的な意味を負わせるということは、果たして通用するものなのだろうかと。
0 journal bg 02/19/2022 by bg · Published 02/19/2022 · Last modified 12/30/2023 ケータイがもっとも個性的だった時代〜エリクソンER205&ノキア7600が教えてくれること〜 かつて愛用した北欧生まれの携帯電話「エリクソンER205」「ノキア7600」からはじまる、デザインをめぐるケータイ小史。あらためてスマートフォン以前のケータイを振り返ってみると、デザインケータイが注目を浴びた2000年代は、もっともケータイ(の形態)が個性的だった時代だと分かるだろう。