0 journal bg 11/24/2019 by bg · Published 11/24/2019 · Last modified 05/21/2020 科学とは、信仰とは何か〜新国立劇場『骨と十字架』観劇〜 新国立劇場で『骨と十字架』を観劇したのは2019年7月のこと。劇団「パラドックス定数」の野木萌葱による史実と虚構を織り交ぜたストーリーを、新国立劇場芸術監督である小川絵梨子が演出した、同劇場2018/2019シーズンの掉尾を飾る舞台劇だった。 聖職者にして古生物学者、実在した司祭...
0 journal bg 09/15/2019 by bg · Published 09/15/2019 · Last modified 11/26/2022 「しっくり」の先にある「世界」という不自由さ〜阿佐ヶ谷スパイダース『桜姫~燃焦旋律隊殺於焼跡~』〜 阿佐ヶ谷スパイダースの最新作『桜姫~燃焦旋律隊殺於焼跡~』観劇のため吉祥寺シアターへ。瀟洒な劇場に足を踏み入れると、長塚圭史、伊達暁といったおなじみの役者陣が揃って出迎えてくれて驚くやら嬉しいやら。四代目鶴屋南北が文化十四年(1817年)に著した『桜姫東文章』を換骨奪胎した本作、その出来は……。
0 journal bg 09/13/2018 by bg · Published 09/13/2018 · Last modified 09/16/2019 稀代の詩人、谷川俊太郎 自由でありながら、常に足が地についていて、血が通っている ユーモアとは、ある事象から一歩引いた場所から立ち現れるもの。 熱源に近すぎず、しかしその熱さを解するだけの共通感覚もある。 「あなたにはこう見えているかもしれないけど、実はこんなことじゃないですか」という、異...
0 journal bg 09/08/2018 by bg · Published 09/08/2018 · Last modified 07/20/2019 ある夏の北欧探訪〜ノルウェーの森、ではなく、水〜 ノルウェーといえば? だいぶ旧聞に属する話なのだけど、ある年の夏、ノルウェーを旅してまわった。スカンジナビア半島の北欧3国のいちばん西側で北大西洋に面しており、国土の広さは日本とほぼ同じながら、人口は526万程度と日本の4割強の王国である。 北欧といえば、ムーミンは...
0 journal bg 10/23/2014 by bg · Published 10/23/2014 · Last modified 12/30/2023 「何かを理解したかのような気分」という病 ~ 蓮實重彦『齟齬の誘惑』を再読して ~ この本を最初に読んだのは発売後間もない2000年頃だったか。「東大生が理解できなかった、東大入学式での東大総長の式辞」という当時の評判に“非東大生”が触発されたわけである。 当時20代半ばの自分がどれほどまで内容を理解していたかはあやしいところだが、少なくとも40歳になった今になってふと読み返したくなったのだから、何かしらの“意識の欠片”が残っていたのだろう。
0 journal bg 08/15/2013 by bg · Published 08/15/2013 · Last modified 01/17/2026 「非共感的」な原発問題を超えて 〜 武田徹『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』を読んで 〜 2012年6月から半年間、毎週金曜日に首相官邸周辺で行われていた反原発デモに足繁く通ったのだが、いつしかこの運動が「解決」ではなく「対決」を求めているかのようにみえ疑問を感じるようになった。そこで出会ったのが、武田徹が著した『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』だった。
0 journal bg 06/21/2013 by bg · Published 06/21/2013 · Last modified 07/20/2019 17万6400円も何に使ったのかという問い、いやむしろ目覚め ~ さよなら、憧れのクレジットカード ~ 幼少期の憧れ 子供の頃に憧れた大人の持ち物が2つあった。 ひとつは「アタッシェケース」。記憶は曖昧だが「秘密のアタッシュケース」という名前のおもちゃが欲しくてしょうがなかった。モデルガンやスパイ道具のような玩具を詰め込んだケースに、こんな頼れる道具(というかおもちゃ)を持っていろ...
0 journal bg 06/19/2013 by bg · Published 06/19/2013 · Last modified 07/20/2019 イメージに、頼る社会で、リツイート 〜 丸山眞男『日本の思想』を読んで 〜 ツイッターは「イメージ」でつながり、「イメージ」で敵をつくる ツイッターで他人と議論できる人は、つくづく器用だと思う。 140字(ずつ)の発言で持論をまとめそれを伝え、また相手の主旨を的確に拾わなければならないのだから。しかも相手の素性は不確かなことも多く、だいたい独り善がりなプ...
0 journal bg 03/11/2013 by bg · Published 03/11/2013 · Last modified 01/17/2026 『福島の美術館で何が起こっていたのか』を読んで 震災・原発事故を語る、福島に住む人たちの等身大の言葉 『福島の美術館で何が起こっていたのか ── 震災、原発事故、ベン・シャーンのこと ──』という本の存在は、2012年の秋頃にツイッターのTLで知った。 「編集グループ〈SURE〉」という京都をベースに活動するグループから出てい...
0 journal bg 12/20/2012 by bg · Published 12/20/2012 · Last modified 07/20/2019 家族とは厄介で面倒なもの なぜ結婚したいの? かつて同僚だった、40歳目前の未婚の女性と4年ぶりぐらいに話をした。 ややトゲのある紹介だが、事実だから仕方がない。 彼女は結婚したいと願っている。 結婚に至らない理由を問えば「いい出会いがない」。 結婚に進展する前の、恋に落ちるという機会もないのだという。 ...