0 journal bg 11/23/2022 by bg · Published 11/23/2022 · Last modified 12/30/2023 映画『窓辺にて』からにじみ出る“不思議さ”とは何か 稲垣吾郎が主演をつとめた今泉力哉監督作品『窓辺にて』は、とても不思議な映画だ。登場人物への強い感情移入や強烈なインパクトは全然もたらさないのだけど、なんかホッとしたり、救われたり、ちょっと寂しかったり、悲しかったり、でも穏やかになれたりする。おおむねポジティブなメッセージを受けているようなのだけど、背中を押された感じもしない。でも悪い気はしないし、前向きでいられるような気持ちにさせてくれる。
0 journal bg 02/27/2022 by bg · Published 02/27/2022 · Last modified 12/30/2023 いまのご時世、自動車やバイクに性的な意味を負わせることはできるのか?〜『あの胸にもういちど』で思ったこと〜 フェティッシュな『あの胸にもういちど』を見て思った素朴な疑問。映画でも政治的な正しさに照らし合わせた配役がなされるようになった現在、自動車やバイクといったものに、性的な意味を負わせるということは、果たして通用するものなのだろうかと。
0 journal bg 09/20/2020 by bg · Published 09/20/2020 · Last modified 12/30/2023 『We Margiela マルジェラと私たち』〜顔を出さないデザイナーと「We」の発明、その末路〜 『We Margiela マルジェラと私たち』は、高級ファッションブランド「メゾン マルタン マルジェラ」を作り上げた人々の声を集めた、2018年のドキュメンタリー映画。とはいえ、その“声”のなかに、長くデザインを手がけたこのブランドの中心的人物、マルタン・マルジェラは含まれていない。顔を出さず、語らないデザイナーとメゾンのスタッフは、そんな状況でひとつの語り口を発明する。