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「非共感的」な原発問題を超えて 〜 武田徹『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』を読んで 〜

2012年6月から半年間、毎週金曜日に首相官邸周辺で行われていた反原発デモに足繁く通ったのだが、いつしかこの運動が「解決」ではなく「対決」を求めているかのようにみえ疑問を感じるようになった。そこで出会ったのが、武田徹が著した『私たちはこうして「原発大国」を選んだ』だった。