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参考書籍

→ 『Lonely Planet Kenya』
英語のケニア観光ガイドだが、日本語のそれと違って実用的で豊富な話題が分かりやすくまとめられている。観光スポットの紹介や旅行する上での留意点などに加え、ケニアの歴史や民族、教育や社会問題、宗教、気候、経済、アート、交通、地図など様々な情報を網羅。野生動物ガイド、民族紹介、大自然の景色などはカラーページで紹介される。マサイ・マラについては、日本の類似書と変わらない内容。日本人にはやはり『地球の歩き方』が最適かも。

→ 『地球の歩き方 東アフリカ』
海外旅行のガイドといえば良くも悪くも『地球の歩き方』。旅行当時はタンザニア・ケニア・エチオピア・ウガンダをまとめた東アフリカ編(04-05年度版)を買ってみた。旅行当時のものでは、マサイ・マラについては5ページがさかれるのみで、それほど内容は充実していない。目的地が草原地帯なので取り上げるべきトピックに限りがあるということか。出入国の方法など旅の技術的な事柄や、動植物の簡単な図鑑があり、これは役に立った。一応揃えておきたい一冊。

→ 『フィールドガイド・アフリカ野生動物』
携帯できる野生動物図鑑としては絶好の一冊。東アフリカに生息するメジャーな70種類以上の動物の特徴、体つきなどがわかる。通常、サファリドライブ中のガイドは英語で行われるので、日本語で書かれた本書でより理解を深めればいい。しかもキレイな写真付きだからガイドがいなくても自分で参照可能だ。さらに、「サファリを楽しむために」と題されたサファリでのイロハや国立公園ガイド、旅や撮影の手引きなど、使える情報がコンパクトにまとまっている。

→ 『坂本龍一のアフリカ ― ELEPHANTISM』
約3時間にもおよぶ2枚組DVDと52ページのブックレットの豪華なDVD BOOK。9.11テロが現代社会に突きつけた「人間と闘争」という難事は、坂本龍一を人類発祥の地アフリカへといざなった。アフリカの大自然、研究者や先住民族、そしてきわめて社会的なゾウたちとの邂逅を通じて、ひとはなぜ争いを続けるのかを問う。制作・販売は雑誌『ソトコト』と同じ木楽舎、ムパタ・サファリ・クラブの経営者は同誌編集長。多少宣伝臭いのは雑誌と同様だが、マサイ・マラはもちろん、ムパタも映像、写真で登場。教授が手がけた音楽、人類の起源についてやゾウの生態などアカデミックな内容、美しい映像、満足のいくデキに仕上がっている。

→ 『ソトコト』2005年5月号
巻頭特集は「自然エネルギーの宝庫・アフリカ入門」。アルピニスト野口健が、ケニア北部トゥルカナの強風地帯、野生動物とマサイ族が暮らすマサイ・マラ、巨大スラムが広がるナイロビをめぐるエコツーリズムの旅に出かけた。マサイ・マラのパートでは、大自然や動物たち、さらには密猟問題や自然保護、保護区の管理などが紹介される。「グリーンベルト・ムーブメント」の功労者でありノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ・ケニア共和国環境副大臣と野口との対話を収録したCD付き。まさに入門。

→ 『我ら、マサイ族』
マサイ族の一員である著者が語るマサイ族。いまなお伝統的な生活をおくっているといわれる彼らだが、近代化の波を避けることはできない。薄れゆく民族の伝統・文化・習慣を書き留めておこうと、現地の裁判長である著者がマサイ・ランド各地をまわり情報を収集、一冊にまとめた。
たとえば、マサイにとっていかに牛が大切か、社会の構成や役割分担、一夫多妻制の結婚、泥棒したときの罰則、戦争の仕掛け方、「旅をすれば、目が肥える」(旅をする人は多くを知っている)といった格言、民族の起源ともいわれる伝説などが細かく説明されており、マサイ・マラのフレンドリーな「観光マサイ」との邂逅だけではわからない事実を教えてくれる。後半の解説もわかりやすくていい。

参考サイト

→ ムパタ・サファリ・クラブ (http://www.mpata.com)

→ ファイブスタークラブ (http://www.fivestar-club.jp/)

→ ケニア共和国大使館 (http://www.kenyarep-jp.com/)

→ 外務省 ケニア共和国 (http://www.mofa.go.jp/mofaj/area/kenya/)

→ 国際自然保護連合 日本委員会 (http://www.iucn.jp/)

→ TAKUTAKU.web アフリカへ子供を連れてサファリに行こう (http://park12.wakwak.com/~takutaku/africa.htm)